当院での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診療について

新型コロナウイルス感染症が流行・拡大を続け未だ収束の目処が立っていない中、かかりつけの方たちの診療も継続していますので次のように行います;

1.かかりつけの方で発熱等の風邪様症状がある方は前もってむらかみクリニック(092-919-7676)に電話をかけて症状(下記参照)を伝えて下さい。
  症状によってはまず接触者・帰国者相談センタ 当院管内は筑紫保健福祉環境事務所:092-707-0524、夜間休日は:092 643 3288)に電話して問い合わせて下さい。
           首相官邸からの「各都道府県の新型コロナウイルスに関するお知らせ・電話相談窓口」へのリンク
  このとき感染の疑いが強い、あるいは農耕接触が疑われる場合指定の病院を受診するように言われると思います。症状によってはかかりつけ医か近くのクリニック・病院を受診するように言われると思います。その際は当院にまず電話して下さい。

一般の受診者と発熱あるいはコロナウイルス感染が疑われる方とは入り口を分けています。また、クリニックの前に車を停めて頂き車の中でPCR検査を行うこともあります。

2.電話することなく来院された方、初めて来院された方は、車の場合まず駐車場で当院に電話して下さい。あるいは、クリニック玄関のインターホンでその時に症状等お伝え下さい。急に対応できないこともあり車内でそのまま待機していただくこともあります。
  お尋ねする症状等は下記のような内容ですが、発熱している方専用の問診票にも記載していただきます;

  どんな症状か:咳、鼻水、咽頭痛、頭痛、全身倦怠等、その他の症状で(下痢、嘔気、腹痛等)、また味覚障害や嗅覚障害の有無、これらはいつから始まったか等
         発熱はあるか、それは何度か、いつからは始まったか(どれくらい続いているか)→ *37.5℃以上が4日間というPCR検査の条件は削除されました
         新型コロナウイルス感染症が疑わしい方、あるいは検査が陽性だった方と接したか(どのような環境でどれくらいの時間いっしょにいたか等)
         インフルエンザと診断された方と接したか
         他府県から戻ってこられたか、行っていたか、会食したか、カラオケに行ったか、濃厚接触者(周りに感染者がいたか)に該当するか、等
         これらの症状はインフルエンザやその他の風邪(新型ではないコロナウイルス、アデノウイルス、溶連菌等)と似ています。

3.来院時はマスクを着用して下さい。来院されたら受付にあるアルコールで手指消毒を行って下さい。問診票用のペンや体温計は毎回消毒していますので心配ありません。

4.当クリニックのスタッフは接触感染予防及び飛沫感染予防策として、マスク、フェイスシールド、手袋を着用し、発熱者等の疑いのある方の診察に際してはガウンや帽子を着用することがあります。

5.当院は定期的に、それも頻回に換気と椅子や医療器具等の消毒を行っています。空気清浄器も複数導入しています。
厚労省の「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 第1版」によると、換気によって室内に飛散した飛沫核の90%、99%、99.9%が除去される時間は、各々29分、46分、69分とされています。

6.最近の状況で発熱者等感染症を疑う場合次のような手順で診療(検査等)を行います
発熱や風邪症状がある人に対しては、クリニックの発熱者外来と提示してあるドアの前に車を停めてもらいそこで問診や必要な検査を行います。新型コロナウイルス感染の疑いがある場合には当院で*PCR検査(インフルエンザと同じ鼻腔からの検出:唾液ではありません)を行います。この検査を行ったときは診断結果が出るまで約1時間を要しますのでその間は自宅待機をお願いします。陽性の診断が出た時は電話で連絡します。同時に保健所(県)にも連絡しますのでそちらから折り返し指示があると思います。
陽性者は10日間は自宅療養です。その間保健所から経過を尋ねる電話があると思いますが、症状に目立つ変化(息苦しい、唇の色が変、咳、急な熱の上昇、意識がぼーっとする等)あるときは保健所(上記電話番号)に電話するか当クリニックの診察券にある携帯電話にかけて下さい。中等症から重症は入院となります。ホテル療養についても保健所の指示になりますがお手伝いもします。
同居家族の方は濃厚接触者になりますので7日間の自宅待機となります。

PCR検査については、当院で実施可能です:社会的適応(出張に必要とか、仕事上感染を否定しておきたい、証明書の提出を求められているとか・・)でも行えます。その場合は有料ですが、発熱があったり濃厚接触の場合は保険適応になります。ただ、発熱している方すべてを対象として行うわけではありません。溶連菌感染症、夏に多いアデノウイルス感染、寒い季節中心に流行するインフルエンザ感染等の風邪症状が疑われたときはそれぞれの検査を行うこともあります。

当院の抗原定性検査はイムノクロマトグラフィーによる検査で症状によっては機器を使って判定します。採取部位は鼻咽頭粘膜で、鼻腔に綿棒を奥まで入れて採取します。

福岡県在住の方で新型コロナウイルス検査を無料で実施す事業を行っていますが実施する期間があります。

→ 新型コロナウイルス感染症について