アデノウイルスは季節を通してみられるウイルスで色々な病気の原因となります。主に呼吸器疾患(咽頭炎,扁桃腺炎,肺炎)ですが、眼疾患(1,2,3,6,7,7a,14型による咽頭結膜熱:塩素濃度が不十分なプールの汚染した水からの結膜への直接侵入があると言われていてプール熱とも呼ばれます、流行性角結膜炎),消化器疾患(ノロウイルス感染のような感染性胃腸炎胃腸炎),泌尿器疾患(出血性膀胱炎)などがあり,ほかにも脳炎,心筋炎などがあります。
種々の血清型(例えばインフルエンザのようなA型、B型のように<実際はインフルエンザはもっとあります>)が確認されていて 57の型があります。
アデノウイルスの感染力は強く,咽頭結膜熱は感染症法で表1のように届出基準が示され(厚生労働省のwebsiteから),学校保健安全法施行規則および「2012年改訂版保育所における感染症対策ガイドライン」(厚生労働省)の中で,主要症状が消退した後2日を経過するまでを出席停止期間として定めています。

厚生労働省の咽頭結膜炎の取り扱い


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