近ごろ、外来で気になる病気の話
日々外来で診療を行っていると、「最近この病気に罹って来院する人が多い。流行性が出ているのかもしれない。」と思うことがあります。流行性疾患、特に感染性疾患には季節性があることが多いのですが、インフルエンザであったり症状は無いのに高熱を出す病気、嘔吐・下痢、あるいは丘疹(水疱)を伴う疾患であったり様々です。気になる疾患が見られる毎に病気について説明したパンフレットを作成し外来に置いていて自由に持って帰っていただけるようにしています。その内容をホームページでも紹介し、PDFファイルでダウンロードできるようにもしています。ご利用下さい。
病気、特に感染症には流行する時期があり、年間を通してみてみると同じような症状の病気が繰り返されているのが分かります。流行の時期に説明にあるような症状が現れたらその病気を疑って早めに受診されることが肝要です。
(記事やパンフレット版の無断転載及び他診療機関での利用は禁止します. 当クリニックHPへのリンクについては連絡ください.)

最新情報:2009年は5月頃から新型インフルエンザが流行。さらに、マイコプラズマ肺炎や溶連菌感染症が増えています.

       日付は流行しやすい時期や記事を掲載した時期を示しています(PDFパンフレットの日付も流行時期のものです).

( 1) 伝染性紅斑・プール熱(6月-8月、盛夏)
( 2) 手足口病(6月-8月頃、夏に流行します)
( 3) 水痘症(水疱瘡)(2005年6月に流行:1年を通して見られるようです)2005年11月から福岡県・佐賀県で多くなっています
( 4) 発熱・下痢・嘔吐をきたす疾患(2003年9月掲載:毎年流行がありますが、アデノウイルス、ノロウイルスなど季節感も薄れています)
( 5) A群溶血性レンサ球菌感染症(溶連菌感染)(初冬-梅雨頃).2009年夏でも多く見られます
( 6) かぜ症候群(2004年1月掲載)
( 7) 流行性耳下腺炎(2004年2月掲載)
( 8) マイコプラズマ肺炎(2004年3月&2005年1月掲載).2009年夏にも増えています
( 9) ヘルパンギーナ(咽喉頭炎)&プール熱(アデノウイルス感染症)(3月頃-8月頃)
(10) 感染性胃腸炎(2004年8月&2005年3月掲載).ノロウイルスは冬ですが、季節性がなくなっています.
(11) 麻疹(はしか)について(2007年5月掲載)

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